650℃のガス噴き出す火山島 不明者2人の捜索断念か?ニュージーランド

今月9日に爆発したニュージーランドのホワイト島では、いまだ2人が行方不明となっている。専門家によると、今後24時間以内に新たな噴火が起こる可能性は20%以下に下がったものの、火口からは650℃を超える高温のガスが噴き出している。
噴火から5日たった先週13日、ニュージーランド警察と海軍は火山性微動がおさまった早朝に救命艇を使って上陸し、島内に残っていた6人の遺体を回収。爆発に巻き込まれた16人すべての身元が判明しているが、19日現在も、ハイデン・マーシャル-インマンさん(40歳)と、オーストラリア人のウィノナ・ラングフォードさん(17歳)の2人が見つかっていないという。
これまでの調査で、噴火があった日の夜の気象状況から、二人の遺体は海に流された可能性が高いとみられており、警察は捜索部隊の規模を縮小し、今後は地元警察が主導していく体制が決まった。
一方、防災当局は19日、上空から火口を観測し、爆発を起こした火口からは650℃以上の高温ガスと蒸気が噴き出していて、二酸化硫黄を含むガスの放出量は、1秒あたり15kgと依然として多いことを確認。
また火口の南西側では爆発時の衝撃で長さ12メートルの地すべりが発生して、大量の土砂がカルデラ湖に流入していたという。火山学者は来週23日までに新たな噴火が発生する可能性を20~10%と見積もっているが、火口付近で土砂崩れが起こったり、湖の水が火口に流入した場合は、前兆現象がなく、突発的な水蒸気爆発が起こるおそれがあるという。