プロ野球・巨人の元投手で現コーチの木佐貫洋さん(39)が19日、母校、鹿児島県薩摩川内市立川内南中の創立60周年記念講演をし、「コツコツと継続する気持ちの強さこそが才能」と後輩にメッセージを送った。
木佐貫さんは長身から繰り出す速球で2003年新人王を獲得し、他球団を経て15年に引退した。県立川内高3年の夏の甲子園県予選決勝で、鹿児島実の杉内俊哉投手(現巨人コーチ)と投げ合い、惜敗した試合は今も語り草だ。
木佐貫さんは中学時代、「川内から甲子園に行こう」と近隣の野球部員を自ら勧誘して川内高に進学したが、当初は結果が出ず勉強も大変で退部を考えたと明かした。しかし、母親から「自分で決めた進路でしょう」と叱咤(しった)された思い出を語り、「進路に悩むと思うが、最後は自分で決断すること」と助言した。大谷翔平投手らの名も挙げ「上を目指すとすごい人がたくさんいる。それでも『負けないぞ』と反復練習を続けることが大事だ」と語った。
アナウンサーを夢見る3年生の藤田梨沙さん(15)は「木佐貫さんのように元気を与えられる人になりたい。まずは高校受験に向け、勉強をコツコツやりたい」と語った。【降旗英峰】