10月の台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町で21日、完成した町内2カ所のプレハブ応急仮設住宅への入居が始まった。計128戸、110世帯が鍵を順次受け取った。
仮設住宅は県が11月中旬から6カ所で建設を進めている。入居が始まった2カ所は県立伊具高野球グラウンド(同町花田)の68戸と「ケーヒン」工場グラウンド(同町寺内前)の60戸。20日に町に引き渡された。他の仮設住宅も今月中に完成し、被災者が順次入居する。
住宅は軽量鉄骨の平屋建てで、入居人数に合わせて1DK、2DK、3Kの3タイプがある。二重サッシなどの防寒対策を施したほか、高齢者への配慮として段差のある箇所に手すりを設けた。室内にはコンロや電子レンジのほか、飲料や生活用品も用意された。入居期間は2年間。
同町金山で自宅が床上浸水した菅原文子さん(88)は、親戚のみゑ子さん(75)に付き添われて鍵を受け取り、部屋を見学した。しばらくは被災した自宅で生活し、年内に引っ越すという。「狭いけどきれいな部屋。汚さないようにしないと」と話した。【滝沢一誠】