若手漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2019」の決勝戦が22日夜、東京都港区のテレビ朝日で行われ、初の決勝進出だった「ミルクボーイ」が優勝し、第15代チャンピオンに輝いた。大阪府出身のボケ担当・駒場孝さん(33)と兵庫県出身のツッコミ担当・内海崇さん(34)が2007年に結成したコンビで、吉本興業所属。大阪の劇場を中心に活動しており、今大会のダークホース的存在とみられていた。
この日が今年初めて漫才をテレビで披露する機会だったという2人は、優勝直後の記者会見で「信じられない」を連発。700点満点中史上最高得点の681点をたたき出したことも「覚えてないんです。緊張してて」と汗を拭った。
大阪芸術大学の落語研究会で出会って漫才を始めた頃から、「リターン漫才」と呼ばれる現在の形のような漫才を手がけていたが、10年にいったんM-1グランプリが終了した後、「4年間ぐらいお笑いに向き合っていない期間があった」。M-1が15年に再開されてから再び漫才と向き合い、後輩とユニットライブを行うなど、腕を磨いた。特に今年は、趣味などを封印し、舞台出演とアルバイト以外の時間をネタ合わせにつぎ込み、「12年間で一番頑張った」。そのきっかけは昨年大会での「霜降り明星」の優勝。「初めて後輩が優勝して、若い人に負けられないと刺激をもらった」と語った。
大会は結成15年以内の若手が対象で、優勝賞金は1000万円。今大会には史上最多の5040組がエントリー。決勝にはニューヨーク、かまいたち、すゑひろがりず、からし蓮根(れんこん)、見取り図、ミルクボーイ、オズワルド、インディアンス、ぺこぱの9組が進出し、敗者復活戦から勝ち上がった和牛を加えた10組で戦った。最終決戦には、ミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱの3組が進んだ。【山田夢留】