台風29号「暴風域伴ってフィリピンへ」とんだクリスマス 年は越せず?

一昨日発生した台風29号「ファンフォン」は、暴風域を伴いながら、まもなくフィリピンに上陸する見通しで、同国中部の広い範囲ではあす夜にかけて断続的な雨が降ると見込まれている。
24日気象庁によると、24日午前9時現在、台風の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルに達し、中心から半径60キロ範囲では暴風が吹いている。
台風は時速20キロでフィリピンに近づいていて、今夜には強い台風に成長して、レイテ島やサマール島に上陸。中部の広い範囲を暴風域に巻き込みながら、タブラス海峡を北上して、あすには首都マニラに接近すると予想される。
フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)によると、台風の接近に伴って同国中東部ではあす昼過ぎにかけて、中西部ではあす未明から夜にかけて断続的に激しい雨が降る見込みで、浸水や地すべりなどの危険性が高まっているという。
台風はあさって(26日)には南シナ海に抜ける見通しだが、周辺海域の海水温が高いため、その後も勢力を維持しながら西寄りに進み、ベトナム沖に到達すると見込まれる29日には熱帯低気圧に変わる予想で、年は越さずに済みそうだ。