愛知県の東名高速道路で、ワゴン車の男が前方の車にあおり運転をし、エアガンのようなものを発射したとされる事件で、京都市の名神高速道路でも8月、状況の似たあおり行為の事件があり、同じワゴン車が絡んだ疑いがあることが12日、捜査関係者への取材で分かった。愛知県警は東名の事件で、器物損壊容疑で40代の男の逮捕状を取っており、京都府警と連携して捜査を進める。
捜査関係者によると、東名の事件の報道を見た50代の男性から11日、愛知県警に連絡があった。事件は8月2日に名神であり、男性は「後方から来た車に車間を詰められ、運転席から何かを持った手が出てパンパンと音がした。後部座席の友人に動画撮影を頼んだ」と説明。京都府警に被害届を提出したという。
男性は、あおってきた車の特徴が東名の事件で押収されたワゴン車とよく似ていたと話しているという。愛知県警幹部は「同じ車の可能性が高い」とみている。