奈良県橿原市の2階建てアパートの一室から、同県桜井市の元派遣社員、山岡直樹さん(28)の焼死体が見つかった放火殺人事件で、奈良県警は5日、現住建造物等放火と殺人の疑いで、火元の住人の会社員、竹株脩(しゅう)容疑者(20)=傷害容疑で逮捕、処分保留で釈放=を再逮捕した。
竹株容疑者は事件現場の橿原市に隣接する同県大和高田市出身。地元の市立中学校を卒業し、県立高校で薬品化学を学んだ後、県内の製薬会社に就職した。身長180センチ以上ある大柄で、幼い頃から空手を習っていたという。
小中学校で同級生だった女性(20)は「おとなしく目立たない印象。人を傷つけるようなタイプではなかった」と説明。高校時代を知る関係者は「責任感のあるタイプ。温厚で友人からの信頼も得ていた」と当時を振り返る。
一方、中学時代の同級生の男性(20)は「事件後に同級生同士で『事件を起こしてもおかしくないやつだった』と話していた」といい、「暗くて何を考えているか分からないタイプ」と語った。
竹株容疑者はマウンテンバイクが趣味だったといい、昨年12月には県内で開催された耐久レースにエントリー。関係者によると、11月14日に友人と2人1組の部門に申し込んだが、同28日には竹株容疑者の出場が取り消されたという。
一方、殺害された山岡さんについて、アルバイト先で同僚だったという女性は「子供好きで面倒見がよかった。まじめでおとなしく、事件に巻き込まれるような人ではない」と驚いた様子で話した。