【堀江貴文】堀江貴文さんが語る2020年、「本気で遊び尽くす人」が生き残る 僕たちはすでに新世界を生きている

あなたはいったい、どんなことを大切にして毎日を生きているだろうか。仕事、家族やパートナー、友人……。過去の記憶や思い出かもしれない。
「人生はお金だ」という人も案外多いと思う。たしかにお金があれば、ある一定のものごとは楽にできるようになる。いや、もっとも大切なものは、名誉やプライドだという人も、なかにはいるかもしれない。
僕が大切にしているものは明確だ。「時間」「自由」「情報」「健康」、そして「遊び」である。

そして、これらはすべてひとつにつながっている。僕にとってビジネスは遊びと同じだし、人生の時間をフル活用して、情報を狩りながら自由に生きることもまた、人生を遊ぶことに通じている。
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だから、僕が大切にしていることを、ひとことで表せばこういうことになる。
人生を遊び尽くすこと──。
そう、僕は毎日が楽しくて、楽しくて仕方がない。人生を遊び尽くして生きているからだ。
「そんなことはホリエモンだからできるんだ」
そういう人もいるかもしれない。

だが、ちょっと待ってほしい。そんなあなたはきっと、ほかのことでも、なにかにつけて「できない」理由をつけて行動しないことを正当化しているのではないか。
「あの人は育ちがいいからもともと有利だ」「あの人は学歴があるからできるんだ」「あの人はお金があるからそんなことがいえるんだ」
たしかに、すべての人が平等に生まれついているわけではないし、さまざまな条件や生育環境などによって、もともと不利な立場にある人もいる。それは僕も否定しない。
だが、有利不利は行動しない理由にはならないはずだ。厳しい言い方かもしれないが、常になにか理由を持ち出して、自分ができないことの言い訳にしている人こそ、人生を無駄にして生きている人だと思う。
そんなもの、ばっさり捨て去ってしまえ!
人生は有限だ。だから、僕はけっして無駄なことはしない。
できない理由や、過去に対する後悔、未来への不安に囚われて貴重な人生を浪費するほど無駄なことはない。もしかしたら、明日死んでしまうかもしれないではないか。だからこそ、今日から自分が夢中になれることに没頭し、「いまこの瞬間」を生きる姿勢を身につけていこう。
これは意識すれば誰にでもできることだ。だからこそ、僕はみなさんに伝え続けている。
時間の大切さは、わざわざ口にする必要もないほど、あたりまえ過ぎることだと僕は思ってきた。でも、どうやらそうでもないらしい。
時間よりもお金、時間よりも家族、時間よりも友だち。時間よりも仕事……。多くの人はそうして、時間をあとまわしにして生きている。
僕が時間をいちばん大切にしているのは、人生で「やりたいこと」をするためになにより必要な資源だからだ。
そして、この「やりたいこと」を駆動させる原動力が「好奇心」である。そのため、僕は時間の次に、好奇心を大切にして生きている。

好奇心があるから、昨日より一歩でも成長しようと思えるし、実際にやりたいことに近づいていくことができる。もし、いまあなたが強い好奇心を持てないのなら、それは生きる目的が明確になっていないことのなによりの証拠だと思う。
強い好奇心を持ったら、その好奇心をなんとかして満たそうと、時間の使い方はまったく変わってくる。自分が捨てるべきものは明確になり、本当に必要な活動だけに時間を使うようになる。好奇心が時間を最適化してくれるのである。
僕は、かつて1年9ヵ月にわたり長野刑務所に収容されたとき、なによりも大切にしていた自由な時間を奪われた。そのとき実感したのは、自分のための時間を削り取られるのは最悪の刑罰だということだ。
それでも、僕は好奇心だけは失わなかった。だから、刑務所での時間でさえもできる限り無駄にすることなく、自分のために使って生きることができた。
何度でもいうが、時間は命そのものだ。そして、好奇心があるからこそ、その人生の時間を十全に生きることができるのだと僕は思う。
いま、僕のもとには多くの人からビジネスのアイデアが持ち込まれる。ときどき「お金も技術もないから助けてください」とお願いされることもある。
でも、仮にそれが斬新なアイデアだったとして、僕が丸ごとパクったら、いったいどうするつもりなのだろうか?(そんなことはしないけれど)

そもそも、アイデア自体に価値があると考えているところがおかしい。アイデアなんて世界中に溢れているし、それこそネットで検索すれば山ほどヒントが見つかるだろう。僕自身も、長い期間にわたり有料メルマガでビジネスのアイデアを発信し続けている。
もっとも大切なのは「行動」することだ。
実際にかたちにしなければ、アイデアなどなんの価値もない。アップルを創業したスティーブ・ジョブズをはじめ、世の中を変える商品やサービスを提供した人は、得てしてそのアイデアや発想力が賞賛されるものだが、事の本質はまったくちがう。
たしかに斬新なアイデアだったかもしれない。でも、同じことを考えた人は、世界中探せばどこかに必ずいる。賞賛されるべきは、そこから実際の「行動」に移し、かたちにしたことなのだ。
無為に時間を過ごすのはもうやめよう。試作品でも未完成でもいい。まずはアイデアをかたちにしよう。「行動」しなければ価値は生み出せない。そうして1秒も無駄にすることなく、いまを駆け抜けることが大切なのだ。
ひとたび行動を起こしたら、あなたの人生は必ずや大きく動き始める。そこから他人と差別化できるかどうかは、ひとえに「情熱」にかかっている。
そもそも「将来役に立ちそうだ」「得しそうだ」と計算をしながら、なにかの分野で突き抜け、本気でなにかを身につけることなどできるのだろうか? 僕は相当に疑わしいと思っている。
そうではなく、いまなにかに徹底的にハマること。そして、情熱の赴くままに続けていくことが、やがて思いがけない成功につながっていく。

それはいまの仕事でもいいし、自分が楽しんでいる趣味でもいい。ただし、中途半端ではダメだ。とことん「徹底的に」ハマること。そうすれば、あなた独自の感覚や視点が育っていくし、それが他人と差別化できる強みを生み出していく。
ビジネスで大きく成功した者たちは、実際に行動を起こした人だけだといった。そして、その次に、夢中になれるものに徹底的にハマった者ばかりだ。
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たとえばスティーブ・ジョブズは、最先端のテクノロジーはもとより、学生時代にカリグラフィーにハマっていたのは有名な話だ。その体験とテクノロジーが融合し、美しいタイポグラフィを内蔵した初代マッキントッシュが生まれた。
スマホが普及し、誰でも自分の情報を気軽にアウトプットできる素晴らしい時代になった。でも、残念なことに、ただ注目してもらいたいがために、中身が薄いのに過剰なアピールばかりして「いいね!」を集めている人もいる。
大切なのは、他人が驚くほどひとりで黙々となにかにハマることなのだ。そうした者にこそ、人とお金が自然に集まっていく。
時間を一瞬も無駄にすることなく、常識や古い価値観に囚われることもなく、情報を武器にして、自分が本当にやりたいことをしながら自由に生きていく──。
僕自身、そうやって充実した人生を送っている。いま、毎日が楽しくて楽しくて仕方がない。この人生の楽しさを、あなたにもぜひ味わってもらいたい。

人生を思いきり楽しんで生きていくためのただひとつの方法は、何度でもいうが、「遊び尽くす」ことだ。
遊ぶためになにかをするのではなく、いまこの瞬間を本当に好きなことに没頭して生きる。そうすることでしか、たった一度の人生を最後まで楽しく幸せに生き切る方法はない。
がまんするな。嫌々やるな。楽しいことだけをしろ。
あなたにはもう、ぼんやり過ごしている時間などないのだから。
自分の好きなように生きはじめると、まわりの人たちのあなたを見る目が変わっていくだろう。簡単にいうと、「ヘンな人」だと思われるのだ。
急によそよそしくなったり、バカにされたり……ときには怒り出す人までいるかもしれない。でも、ここまで読んでくれたみなさんに、僕は声を大にしていいたい。
まわりからどう見られるかなんて、一切気にするな。
真面目な人ほど、人の目を気にしてしまう。だが、くだらない世間の声にひるんではいけない。あなたがやりたいことやいま没頭していることは、もっとも大切にすべきもののはずだ。あなたの人生がかかっているのだ。
もし、やりたいことをしているだけで他人から叩かれたなら、それは最高の宣伝になったと考えたほうがいい。突っ込まれれば突っ込まれるほど、あなたは注目を集める人になれる。そして、他人に突っ込んでいるだけの人間は、いつまでもつまらない人生を送る羽目になる。
まわりからの目線を気にして行動を変えた瞬間、あなたは自分の人生の舵を手放すことになる。だから、本当に満足のいく人生を送りたいなら、世間の目のなかで恥ずかしがっていてはいけない。
今日から「プライド」を捨て去ろう。思いきり恥をかきながら、自分の好きなことをして全力で生きるのだ。
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そんな僕の話を荒唐無稽に感じる人は、既存の常識や価値観にかなり囚われているかもしれない。だが、どの本でも、僕は事実だけを書いている。実際に好きなことだけをして、嫌なことをして働かなくてもいい時代になってきているし、僕はすでにそういう世界で生きている。

それを机上の空論ではなく、僕という人間のリアルな姿を通して多くの人に感じ取ってもらいたいと思い、僕はふだんから情報を共有・発信しているわけである。
「働かずにどうやって食べていくのか」と批判する人が必ずいるが、そんな人たちも常識に囚われている。「食」というテーマでピンポイントにいうなら、世界には食糧が余りまくっているし、今後農業が自動化されると、ますます人が働かなくても大量の食糧を生産できるようになる。
同時に、格差拡大などの問題を受け、いま世界中でベーシックインカムなどのシステム実装が検討されている。要するに、これまでの仕事や雇用の概念自体が、急速に変わりつつあるのだ。「働かざるもの食うべからず」といっていつまでも同じ仕事をして変化しない人や、利権にまみれて他者を蹴落としている人たちから、早晩淘汰されていく。
僕は、この本(『遊ぶが勝ち!』)を手に取ってくれたみなさんには、人生で好きなことだけを追求して、遊び尽くして生きてほしいと本気で願っている。それが可能な時代なのだから。
常識なんか捨て去って、レールから外れて、自分だけの考えに従って生きてみよう。僕はむかしからそういってきた。そして、いまもうひとつ加えたいのは、これだ。
人生を、目一杯遊び尽くせ!