令和になって初めての年末年始を海外で過ごした人たちの帰国ラッシュが5日、関西国際空港でピークを迎えた。国際線到着ロビーは、大きなスーツケースや土産を抱えた家族連れなどで混雑した。
運営する関西エアポートによると、この日だけで約4万100人が到着した。堺市の会社員、木田国宏さん(59)は孫の翔ちゃん(3)らと初めて家族3世代で海外旅行を楽しんだ。「人生でこんな楽しい旅行は初めてだった。今年で定年だが、残りの仕事も全力で頑張ろうと思えた」とにこやかに話した。
一方、鉄道も古里や行楽地からUターンする客で終日混み合い、東海道・山陽新幹線は上り自由席の乗車率が最大150%に達した。【松本光樹、鶴見泰寿】