日産の前会長・カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した事件で、アメリカの有力紙はゴーン被告が移動の際に隠れていた黒い箱の写真を掲載した。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、ゴーン被告が移動の際に隠れていたという黒い箱の写真を掲載した。捜査に詳しい人物から入手したとしていて、音響機器用の箱の底には息ができるよう穴が開けられていたという。
一方、トルコの新聞「アクシャム」は5日、日本を出る際にこの箱が大きすぎたためX線検査機に入らなかったと伝えた。そのため手で持つタイプの機械で検査が済まされゴーン被告は検査をかいくぐることに成功したとしている。
また、経由地のトルコまで同乗したとされるアメリカ人2人が客室乗務員に「邪魔されたくない」と話し、キャビンに入ることを許さなかったという。