かつての「大阪名物」ひったくり「全国最悪」返上 9年ぶり 大阪府警

大阪府内で2019年に起きたひったくりの認知件数(暫定値)が、全国で2番目に多い254件だったことが、大阪府警などへの取材で明らかになった。9年ぶりに全国ワーストを返上した。かつては年間1万件を超え、「大阪名物」とまで言われたが、防犯カメラの普及などでピーク時の約2%に減少。最多は東京都の259件だった。
府警によると、府内のひったくり件数は、千葉県が最多だった10年を除き、40年以上にわたって全国最悪だった。件数自体は00年の1万973件をピークに減り続け、19年は前年比146件減で過去最少だった。
一方、特殊詐欺の認知件数(速報値)は19年、過去最多の1806件で、11年の約5・5倍に上った。府警は金銭目的の犯罪が、ひったくりから特殊詐欺に移っているとみて警戒を強めている。【伊藤遥、藤河匠】