相模原市緑区の知的障害者入所施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判の初公判が8日午前、横浜地裁(青沼潔裁判長)で始まる。遺族らが座る傍聴席が遮蔽(しゃへい)される異例の措置が取られるほか、被害者の呼称も匿名とするなど、被害者や遺族らに配慮した裁判となる。
関係者によると、法廷の傍聴席84のうち、約3分の1は被害者参加制度を利用する遺族や負傷者の家族に割り当てられる。一般傍聴席との間には遮蔽板が設けられ、遺族らの姿を見えないようにするほか、遺族らが横浜地裁に行く際は専用バスを使い、地裁の建物内では一般来庁者が入れない区域に待機場所や通路を設ける。裁判でこうした措置が取られるのは異例だ。