ボートレース「八百長」で現金授受の元選手と親族の男を逮捕

名古屋地検特捜部は8日、モーターボートレースで八百長をして現金を授受したとして、元ボートレーサーの西川昌希容疑者(29)=東京都練馬区=と、親族の会社員、増川遵容疑者(53)=津市=をモーターボート競走法違反(贈・収賄、不正競走)の容疑で逮捕した。
逮捕容疑は2019年7月2日、琵琶湖モーターボート競走場(大津市)で開かれた「GⅢ第6回イースタンヤング」の2レースで、西川容疑者を1~3着に含まない3連単の舟券を増川容疑者が購入した際は4着、2着か3着に入る舟券を購入した際は2着とそれぞれ故意にゴールし、競走の公正を害したほか、レース後に増川容疑者が西川容疑者に計300万円を手渡したとしている。
特捜部は2人の認否を明らかにしていない。特捜部によると、西川容疑者はレース直前にスマートフォンを不正に持ち込み、増川容疑者と連絡を取り合っていたという。
競技運営団体の日本モーターボート競走会(東京都)によると、西川容疑者は09年に競走会に登録され、日本モーターボート選手会三重支部(津市)に所属。優勝12回、勝率5・74で、問題のレース後、選手のランクは最上級の「A1」だったが、「一身上の都合」を理由に19年9月30日付で引退した。競走会は「詳細を把握しておらず、コメントは差し控える」としている。【川瀬慎一朗】