9日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で、金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が8日、首都ベイルートで記者会見したことを報じた。
会見で同氏は、「身の潔白を確信している」と主張するとともに、「自身と家族を守るためだった」と日本からの逃亡を正当化し、身ぶり手ぶりを交えながら日本の司法制度を批判した。
会見前ににおわせていた日産社内のクーデターに関与したとする日本政府関係者の名前は「レバノン政府への配慮」で明かさず。日本からの逃亡方法については「関係者に迷惑をかけられない」と明かさない考えを強調した。ただ、逃亡時の心境を尋ねられると「出国したと分かった時、生き返ったような気分だった」と振り返った。
一方で、日産幹部の名前は次々と挙げた。自身の起訴内容について一つ一つ否定し、事件は西川広人前社長兼最高経営責任者(CEO)らがたくらんだとした。専務のハリ・ナダ氏、元副社長の川口均氏、今津英敏氏、社外取締役の豊田正和氏らを名指しし、豊田氏が政府当局と結びついているとの自説を展開した。
番組では岸本哲也リポーターがベイルートで現地取材した模様を放送した。岸本リポーターは、会見が行われるビルへ向かったが、入り口で会見に入ることを許されたメディアのリストに入っておらず建物に入れなかった姿を報じた。
岸本リポーターは、現地から生出演し、会見が行われたビルで海外メディアから自身が取材を受けたことを明かした。「海外メディアが我々日本のメディアに対する関心が非常に高くて、私があそこに2時間ぐらいいるだけで、6社から7社ぐらいインタビューの要請がありました。そのすべてに応じました」とした。
、質問の内容を「レバノンまで来て何をゴーン被告に聞きたかったのか」「会見に入れない理由は何だと思うか?」「日本の司法制度はフェアではないと言われているけど、あなたはどう思うか?」など聞かれたという。
これに対し岸本リポーターは「ゴーン被告は無罪と潔白と主張するんであれば、なぜ海外に逃げたのか。なぜ日本で堂々と裁判を受けて無罪を勝ち取らないのか」と答えたことを明かしていた。