ゴーン被告会見に検察幹部「想定通り」「茶番」=弁護人の弘中氏「いずれ話す」

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の記者会見から一夜明けた9日、検察幹部は口々に「茶番だ」「想定通り」などと語った。被告は日本の司法制度批判も繰り返したが、「主張に具体性もない」などと切り捨てた。
ある検察幹部は、ゴーン被告が逃亡方法を明かさなかった理由を「正当性を説明できないから。欧米で擁護してもらうには、日本を批判すれば十分と考えたのだろう」と分析。日本での起訴後の有罪率が極めて高いことへの批判に対しては、有罪の見込みがない起訴こそ問題との認識を示し、「(捜査を尽くしているからこそ)日本は逮捕も起訴も発表する。有罪率50%の国とは異なる」などと反発した。
別の検察幹部は「茶番だ。主張には内容も具体性もない。正直に語っていない」と語った。
ゴーン被告の側近で元日産代表取締役グレッグ・ケリー被告(63)=金融商品取引法違反罪で起訴=の弁護人は「コメントはない」としつつ、「具体的な内容はなくても、本人にとって、自由にしゃべれたというのが大事なんでしょう」と述べた。ゴーン被告の弁護人の弘中惇一郎弁護士は「いずれお話しする」とだけ話し、事務所に入った。