衆院内の立憲民主党と国民民主党の控室を隔てていた壁の撤去工事が完了し、15日に記者団に公開された。立憲の安住淳国対委員長は、両党の合流協議を念頭に「まだ基本合意まで至っていないが、国会の方はいち早く一体運用できるのではないか。野党で力を合わせて戦う最前線の部屋と位置付けたい」と強調した。
「壁」は両党の前身である旧民進党が分裂した2017年10月の衆院選後につくられた。壁を取り壊して広くなった控室は、主に代議士会で使用するという。
立憲、国民両党の合流協議は10日に党首会談が行われたが合意には至らず、20日の通常国会召集前に正念場を迎えている。安住氏は「あと一歩のところまで来ているので、今週中に合意できれば」と期待を示した。
[時事通信社]