国文学者で鶴見大名誉教授の岩佐美代子(いわさ・みよこ)さんが17日、肺炎のため神奈川県綾瀬市内の病院で死去した。
93歳だった。喪主は長男、泉(いずみ)氏。
民法学者、穂積重遠の娘として生まれた。渋沢栄一のひ孫にあたる。女子学習院高等科卒。昭和天皇の長女、照宮さまの学友を務めた。結婚後、家庭に入ったが、照宮さまが35歳で逝去したのを機に、国文学の研究を再開した。
中世の和歌、女流日記を研究。北朝第一代の天皇の和歌集に収められた全ての和歌に注釈を付けた「光厳院御集全釈」で2001年、読売文学賞を受賞した。他の著書に「内親王ものがたり」「宮廷文学のひそかな楽しみ」など。