ホーム転落の視覚障害者救助 警察官目指す大学生「当然のこと」 茨城県警が感謝状

JR石岡駅(茨城県石岡市)のホームから転落した視覚障害者を救助したとして、県警石岡署は17日、ホームに居合わせた常磐大3年、毛利優太さん(21)=石岡市在住=に感謝状を贈った。毛利さんは警察官を目指して試験勉強中という。角田敏明署長は「人を助けた思いやりや正義感を大切にしてほしい」とたたえた。
毛利さんは6日、通学のため午前8時16分発の常磐線下り列車を待っていたら、「カランカラン」という線路に物が落ちたような音を聞いた。その直後に、列車が警笛を鳴らしながらホームに入ってきた。
消防やJRによると、白杖(はくじょう)を持った60代の女性が線路に転落した。女性は自力ではい上がろうとして、列車の2両目付近とホームのすき間に挟まった。
毛利さんが見た時、女性はホームに手をつけていたが、胸から下が挟まって身動きが取れなくなっていた。急いで駆け寄ったが、体が引っかかって上げられず、連結部まで車両に沿って移動させてから、両脇を抱えて別の男性と一緒に引き上げた。女性は軽傷で済んだ。
毛利さんは「助けるのは当然のこと。あの時は夢中で救助していた。女性に大きなけががなく、ほっとしている」と話した。【川島一輝】