大阪駅ゴミ箱に税督促状206人分 兵庫県委託業者、印刷ミスで持ち出し

情報サービス会社「さくらケーシーエス」(本社・神戸市)は21日、派遣社員の男性が兵庫県税の督促状1067枚を外部へ不正に持ち出し、うち206枚をJR大阪駅(大阪市)のゴミ箱に捨てていたと発表した。督促状には印刷ミスがあり、個人事業主206人分の氏名や住所、税額などの個人情報が書かれていた。流出による被害の訴えはないという。
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督促状に使う用紙の在庫を同社が県に報告しているが、数が合わず、1月9日に内部調査し発覚した。社内の聞き取りに対し、男性は「大量の印刷ミスが出て、気が動転してしまった」と説明したという。【春増翔太】