大手予備校の河合塾は23日、2020年度の大学入試センター試験の受験者から寄せられた自己採点と志望校データ「センター・リサーチ」をもとに分析し、試験の概況や受験生の志望動向についてまとめた。国公立前期日程の出願予定者数は前年比96%、後期日程は91%と減少しており、競争の緩和が期待できる一方、情報分野では競争率が高まりそうだ。
河合塾によると、センター・リサーチには、受験者の約8割にあたる41万8004人が参加した。センター試験は英語、数学、国語の主要科目で平均点が下がり、中でも数学I、数学Aは現行課程に移行した2015年以降の最低点になる見込み。思考力を重視する問題や従来の過去問題にはなかった設定の問題が出題され、高得点がとりにくかったとみられる。
国公立の2次試験(前期日程)にむけての国公立難関10大学(北海道大▽東北大▽東京大▽東京工業大▽一橋大▽名古屋大▽京都大▽大阪大▽神戸大▽九州大)におけるセンター・リサーチでの動向は、全大学で出願予定者が減少。中でも東京工業大、一橋大では高い減少率となった。学部系統別では、理学部、工学部系は前年並みとなったが、医学部、薬学部系では前年比90%前後と大きく減少。一方、学際系(総合、環境、情報、人間)は前年比103%に。中でも情報分野は前年比113%と高い人気を示した。