防衛省中国四国防衛局は27日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の陸上自衛隊むつみ演習場(山口県)への配備をめぐり、昨年末に実施した測量調査結果などの資料公開の際に、一部漏れがあったと発表した。陸上イージスに関しては、昨年も説明資料にミスが見つかっていた。
同局は昨年12月、むつみ演習場が配備最適地だと周辺自治体に説明。地元の要請を受け、電波環境や地質・測量に関する調査結果を現地連絡所で公開していたが、本来開示すべき演習場の地形図などの資料が抜け落ちていたという。
同省は「事務的なミス」と説明し、27日に該当資料を公開。同省の担当者は「調査結果に影響はないが、二重三重のチェックに努める」としている。
[時事通信社]