インスリン過剰投与で夫を殺害未遂の疑い 元看護師逮捕 大阪府警

糖尿病を患う夫にインスリンを過剰投与して殺害しようとしたとして、大阪府警は29日、大阪市西成区の元看護師、向井静香容疑者(48)を殺人未遂の疑いで逮捕した。「私はやっていない」と容疑を否認。夫は低血糖状態による脳障害で意識不明のまま入院している。
逮捕容疑は2019年4月24日、西成区南津守4の自宅で、建設業の夫孝治さん(51)に何らかの方法でインスリンを過剰に投与し、殺害しようとしたとしている。
府警捜査1課によると、向井容疑者が同日夜に「夫が起きない」と119番し、孝治さんは救急搬送された。搬送後の検査結果などで、複数の医師からインスリンなどの過剰投与が疑われるとの所見を得た。孝治さんは09年ごろから糖尿病を患っていたが、事件当時はインスリンを処方されていなかった。
府警は今月、向井容疑者が勤務先の病院で別の薬を不正に入手したとして詐欺などの疑いで逮捕し、自宅を家宅捜索していた。
向井容疑者は19年12月、毎日新聞の取材に「何も分からない」と話していた。【伊藤遥、土田暁彦、野田樹】