新型肺炎、潜伏は平均5日 1患者から2・2人に感染か

世界中に感染が広がりつつある新型コロナウイルスによる肺炎で、中国では密接な接触による人から人への感染が昨年12月半ばから起きていたことがわかった。
中国疾病対策センターなどのグループが、29日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで発表した。
中国国内で発症し、1月22日までに病気の経過や行動が確認できた患者425人を分析した。患者の平均年齢は59歳で、15歳未満はいなかった。感染から発症までの期間は平均5・2日で、95%の患者で12・5日以内だった。原因ウイルスが1人の患者から平均2・2人に広がっていると見積もった。
感染源の疑いのある武漢市の海鮮市場は1月1日に閉鎖された。グループは、閉鎖以前と以後の患者の状況を分析。閉鎖以前にこの市場に行ったことがある患者は55%を占めたが、閉鎖以降では1割弱にとどまった。(阿部彰芳)