気象庁は16日午前9時5分、降り続く大雨で土砂災害の危険性が高まったとして、台風15号の被害を受けた千葉県館山市、南房総市に土砂災害警戒情報を出した。警戒レベルは避難が必要とされる「レベル4」。
館山市では同日午前8時52分に市内全域約2万3000世帯（約4万6300人）に、南房総市でも同市白浜地区の一部にそれぞれ避難勧告を出している。正午現在で災害の情報は入っていない。
気象庁によると、前線を伴った低気圧に南から暖かく湿った空気が入り込んだ影響で、千葉県では16日夕方にかけて1時間に30～50ミリの激しい雨が降る所もあり、最大風速15メートルの強風も予想されている。17日午前6時までに予想される県内の24時間降水量は、多い所で120ミリ。17日は曇り時々晴れとなる見込み。