秋元議員の保釈許可 保釈金は3000万円 全面否認、起訴直後の保釈決定は異例

カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る汚職事件で収賄罪で起訴された衆院議員の秋元司被告(48)について、東京地裁は10日、保釈を認める決定を出した。保釈保証金は計3000万円で、秋元議員側は即日納付した。検察側は決定を不服として準抗告しており、地裁の別の裁判長が準抗告を退ければ秋元議員は保釈される。
秋元議員は起訴された内容を全面的に否認している。収賄罪の起訴内容を否認している国会議員が起訴直後に保釈を許可されるのは異例。関係者によると、秋元議員は保釈されれば開会中の通常国会に出席する意向を示しているという。
起訴状によると、秋元議員は贈賄側の中国企業「500ドットコム」側から▽2017年9月、IR関連のシンポジウムの講演料名目で200万円を受領した▽同月の衆院解散当日に議員会館の事務所で現金300万円を受け取った▽同年12月の中国・深への旅費など計約185万円相当を肩代わりさせた▽18年2月の北海道旅行の旅費など計約76万円相当を肩代わりさせた――とされる。
東京地検特捜部は19年12月に秋元議員を収賄容疑で逮捕し、20年1月には同容疑で再逮捕。弁護人は追起訴された2月3日に保釈を請求していた。
秋元議員は逮捕前の取材に「もらっていないものをもらったなんて言えるわけがない。(数百万円の)はした金は、もらわない。(特捜部と)戦ってくる」と全面的に否認していた。【遠山和宏、金寿英、志村一也】