福井県越前町大樟の漁港で15日、深海魚「リュウグウノツカイ」が2匹泳いでいるのが見つかった。
愛知県春日井市の会社員田平(たびら)浩司さん(28)と妻の琴女(ことめ)さん(28)が写真と映像に収め、越前松島水族館(福井県坂井市)に提供した。同館の担当者は「2匹が寄り添って泳ぐ映像は世界的に珍しく貴重で、世界初かも知れない」と話している。
田平さん夫妻は釣りをしに越前町へ。15日午後3時半ごろ、人が集まっている防波堤で、体長約5メートルのリュウグウノツカイ2匹が泳いでいるのを見つけ、スマートフォンで撮影したという。夫妻は「海の中で体が青く見えて、とてもきれいでした」。2匹は午後5時半ごろには姿が見えなくなったという。(堀川敬部)