初開催予定「玉名いだてんマラソン」中止に 「苦渋の決断」 福岡で新型肺炎初確認

新型コロナウイルスの感染者が20日に福岡市で確認されるなど九州にも波及する中、熊本、宮崎、鹿児島県内で感染防止のためマラソン大会の中止が相次いでいる。
日本人初の五輪マラソン選手、金栗四三ゆかりの地、熊本県玉名市は金栗の功績をたたえ、初のフルマラソン「玉名いだてんマラソン」を23日に開催予定だったが中止を決めた。同時開催のハーフなどの「第43回横島いちごマラソン大会」もやめる。福岡県からの参加予定者も多く「苦渋の決断をした」(市担当課)。熊本県では3月8日の「天草パールラインマラソン」も中止が決まった。
鹿児島市などで1日に開催予定だった「鹿児島マラソン」の実行委員会も中止を発表した。フルマラソンに1万人、8・9キロのファンランに2500人が参加予定だった。実行委によると、市民から慎重な判断を求める声が多く寄せられ、福岡市でも感染確認されたことなどから中止の判断に至った。
鹿児島県与論町も8日に開催予定だった「第29回ヨロンマラソン」を中止する。町によると、島内で感染が疑われるケースが発生した場合に、離島で医療体制が十分でなく「対応が厳しい」と判断した。エントリーした人にはTシャツなどを記念品として贈る。
宮崎県日向市なども8日に開催予定だった「第26回日向ひょっとこマラソンIN日向岬」を中止する。1462人が参加を申し込んでいたが、参加料は規約に基づき返金しないという。参加予定者には参加賞のタオルなどを贈る。【菅野蘭、田崎春菜、神田和明】