カタカナばかり…「何をする課か分からない」県の組織改編に議会反発 群馬

来年度からの群馬県知事部局の大規模な組織改編について、県議会から不満や反発が噴出した。県議会は異例の全員協議会を9年ぶりに開催。県側の説明に対し、出席者からカタカナ表記ばかりの新部署に、「何をする課か分からない」「決定までの議論が不十分だ」などの指摘が相次いだ。【鈴木敦子】
山本一太知事は県議会に対し、企画、生活文化スポーツ、こども未来の3部を廃止・改編し、「知事戦略部」など3部を新設するなどの大規模な組織改編案を提案。これに県議会側は十分な事前説明のないことや、発表から2カ月弱で新組織に移行することへの懸念を示し、この日の協議会では県側が謝罪に追われた。
県政運営のデジタル化推進を担う「デジタルトランスフォーメーション課」には、複数の県議が言葉の意味や業務内容を質問した。ある県議は「横文字ばかりだ。かっこ書きで漢字表記を」と注文。また、知事が司令塔と位置づける「知事戦略部」について、自民党県議から「各部の議論が知事戦略部で止められるようでは困る」と疑問視した。
別の県議は協議会後、知事が外部人材を重用していることを指して「県外の人の声が県庁内の意見よりも優先されるのか」と不安を漏らした。
新設予定の主なカタカナ表記の部署
・(現)次世代産業課、企画課デジタルトランスフォーメーション課
・(現)広報課メディアプロモーション課
・(現)コンベンション推進課、広報課eスポーツ・新コンテンツ創出課
・(現)総務課、情報政策課業務プロセス改革課