ハリネズミ人気の裏で…悲しい実態も

尖(とが)ったハリを持ちながらも愛らしい姿で人気のハリネズミ。ところが、ある問題に直面しているという。実はペットとして飼ったものの、捨ててしまう人や放置して死なせてしまうケースが相次いでいるという。

エサをパクパクと食べ、まるでダルマのような、まん丸な体。平日の昼間からにぎわいを見せたのは、渋谷のハリネズミカフェ。2年前のオープンから客足が伸びているという。
「ちくちくCAFE」猪股実可子店長「去年に比べると、ありがたい事に増えています。(ブームが)再燃しているのがあります」
このハリネズミ人気にあやかり、大手おもちゃメーカーも恒例の干支(えと)フィギュアに普通のネズミではなく、あえてハリネズミを採用した(タカラトミー「干支アニア 子(ハリネズミ)」600円・税抜き)。
しかし、このハリネズミブームの裏側では、ある問題が起きていた。「飼育放棄されたハリネズミ」を保護する団体で先週、引き取ったハリネズミは、歩みがおぼつかなく、体も小刻みに震えていた。
ハリネズミ保護団体・唐沢友美さん「命が危ないと明らかにわかる感じだった。引き取った翌日には亡くなってしまった」
すでにエサを食べられないほど弱っていて、翌日、死んだというのだ。こうした、「ハリネズミの飼育放棄」が相次いでいるという。
唐沢さん「(約2年間で)全国で約80匹のハリネズミを今までに引き取った」
その一因は「飼育の難しさ」。
唐沢さん「ハリネズミは本当に温度管理に弱い生き物。寒いと死んでしまうし、暑くても死んでしまう」
常に室温を25℃前後に保つなど、細心の注意が必要だ。
ハリネズミを飼っている人は――
「冬場はヒーター・エアコンつけっぱなし。毎日毎日見る感じ」
電気代もバカにならず、毎日の掃除も不可欠だ。