世界遺産・清水寺近くの電柱に「中国人は来るな」という趣旨の紙を貼ったとして、京都府警東山署は21日、京都市東山区、旭化成基盤マテリアル事業本部MMA事業部課長の男(58)を市屋外広告物条例違反容疑で逮捕した。中国で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けたものとみられ、男は「感染者に来てほしくないという思いを抑えられなかった」と供述しているという。
発表では、男は20日午後10時15分頃、京都市東山区の路上で、電柱に「不要来感染中国!(感染した中国は来るな)」と印刷された紙1枚(縦約25センチ、横約5センチ)を貼った疑い。
直後に男から「中国人に蹴られそうになった」と110番があり、駆け付けた署員が事情を聞いたところ、カバンの中から同様の文字が書かれた紙が3枚見つかった。男が近くの電柱に貼ったことを認めたため、署に任意同行して21日朝、逮捕した。現場の約80メートル南の電柱にも同様の紙が1枚貼られていたという。
条例では、景観に悪影響を及ぼす恐れがある貼り紙などを禁じている。
旭化成広報室は、「紙の内容は当社のスタンスとは関係ありません。関係者の皆様にご迷惑をおかけしていることをおわびします」としている。