主回転翼が接触、部品脱落=福島県警ヘリ不時着―運輸安全委

臓器移植用の心臓を搬送中だった福島県警航空隊所属のヘリコプター「あづま」が同県郡山市の田んぼに不時着し、乗っていた7人が重軽傷を負った事故で、運輸安全委員会は25日、メインローター(主回転翼)が接触してテールローター(後部回転翼)を動かす部品が脱落し、バランスを崩して事故に至ったとする見方を示した。
運輸安全委によると、脱落したのは動力を後部回転翼に伝える「ドライブシャフト」と呼ばれる部品。不時着した場所から北約1.5キロの山中で発見され、飛行中に主回転翼が接触したとみられる。
通常は主回転翼と接触することはないが、過去には突風で同様のトラブルが起きたケースがあるという。
事故は2月1日に発生。東京大病院へ心臓を搬送する途中だった。心臓は臓器移植の担当者に受け渡されたが、移植手術は医学的理由から断念された。