千葉・市川 市立小中など2週間休校 28日から 新型肺炎

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、千葉県市川市は27日、全ての市立小中学校と幼稚園などを28日から3月12日まで2週間休校にすると発表した。千葉県で感染が確認された患者3人が市川市内のスポーツクラブを利用しており、市立校の教職員4人がこのスポーツクラブの会員と確認されたためという。
休校するのは、小学校38校▽中学校15校▽幼稚園6園▽特別支援学校1校▽義務教育学校1校の計61校・園。市立の放課後保育クラブと放課後子ども教室の計55カ所も休止する。
県の発表では、患者3人は発症後の今月15、16、18日にそれぞれスポーツクラブを利用。発症前に2人が同時に利用した時間帯もあったという。3人と同じ時間に利用した約600人の濃厚接触者については保健所が健康観察を行っている。
市によると、教職員4人が濃厚接触者に含まれるかは不明。今のところ4人とも発熱などの症状はみられず感染は確認されていないが、25日から自宅待機としている。児童・生徒と教職員に感染者は出ていない。
市川市の村越祐民市長は27日の記者会見で、「卒業を控えた大事な時期に休校するのは子どもたちに申し訳ないが、子どもたちの健康と命を第一に考えた苦渋の決断だ」と述べた。
休校中は教職員が家庭訪問し、子どもたちの不安を解消するケアにあたり、休校明けに補習をする。卒業式は中学校では当初の予定を延期し、小中学校とも卒業生と保護者のみの参加とし、他の在校生の参加は見合わせる。
北海道では道教委が26日に私立を含む道内全ての小中学校約1600校で27日から1週間、臨時休校とするよう市町村教委などに要請している。【小林多美子】