ベトナム人技能実習生の私生活の自由を不当に制限したとして、福岡県警は27日、ベトナム国籍の自称日本語学校職員の女を技能実習適正化法違反(禁止行為)容疑で逮捕した。同容疑での逮捕は全国初としている。
逮捕されたのは、外国人実習生を受け入れる福岡市の監理団体で通訳などをしていたグエン・ティ・フエン容疑者(30)=福岡市東区唐原(とうのはる)1。容疑は2017年12月4日~18年11月20日ごろ、女性実習生4人に「言うこと聞かないとベトナムに帰す」「罰金を取る」などと告げてスマートフォンを没収し、実習時間以外の外出や通信・通話を不当に制限したとしている。
県警は逃亡を防ぐために他にも複数の実習生からスマホを没収していたとみている。容疑の認否は明らかにしていない。
事件を巡っては、県警が技能実習適正化法の罰則規定施行前の事案を容疑に含めて逮捕状を執行する誤りがあった。県警は26日にグエン容疑者をいったん釈放し、逮捕容疑の日時や被害者数を訂正して逮捕状を再度取り直し、改めて27日に逮捕した。【平塚雄太】