高校水泳部女子生徒が不登校「いじめ受けた」 尼崎市教委「重大事態」に認定

兵庫県尼崎市立尼崎高校で水泳部に所属する2年生の女子生徒(17)が他の部員からいじめを受けて不登校になっていることが、関係者への取材で判明した。顧問の男性教員は、いじめた側の言い分を聞くだけで終わらせていたという。市教委は事態を把握し、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に認定。外部の弁護士らも加え調査を始めた。
関係者によると、女子生徒は2019年夏ごろから、複数の女子部員から仲間はずれなどのいじめを受けるようになった。その後、いじめを男子部員に相談し、加害側の生徒ともめ事になった。
話を知った顧問は、もめた原因として女子生徒が男子部員への相談の事実を隠そうとしたことを問題視して女子生徒に謝罪させた。いじめについては「いじめていない」との加害側の言い分をうのみにしたという。
女子生徒は同年11月に急性ストレス障害と診断されて部活動への参加をやめ、翌12月には心的外傷後ストレス障害(PTSD)も発症して不登校になった。女子生徒は「怖くて学校に行けない」と話しているという。
同校では19年に硬式野球部などで体罰が発覚し、関係した教員が懲戒処分を受けた。【近藤諭】
いじめなどの相談窓口
・24時間子供SOSダイヤル=0120・0・78310(なやみ言おう)、年中無休、24時間
・児童相談所全国共通ダイヤル=189(いち早く)、年中無休、24時間
・子どもの人権110番=0120・007・110、平日午前8時半~午後5時15分
・チャイルドライン=0120・99・7777、毎日午後4~9時(18歳まで)