あおり運転後、相手を引きずり振り落とした疑い 男逮捕

車を急発進させ、ドアをつかんでいた男性を振り落としたとして、警視庁は4日、東京都足立区島根1丁目の内装業佐藤崇敬容疑者(41)を殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。
「あおり運転」を受けたため、話し合おうと男性が近づいたところだったという。佐藤容疑者は容疑を否認しているという。
中野署によると、佐藤容疑者は2月13日午前6時55分ごろ、東京都中野区弥生2丁目の区道交差点で停車中、いきなり乗用車を発進させて蛇行しながら走行。助手席のドアをつかんでいたタクシー運転手の男性(49)を約75メートル引きずった末に振り落として殺害しようとした疑いがある。調べに対し、「殺すつもりはなかった」と供述しているという。男性は顔やひざなどに1週間のけがを負った。
この直前、佐藤容疑者は男性運転のタクシーに対し、片側1車線の区道で約500メートルにわたり、後方から極端に接近して蛇行走行をしたり、何度もクラクションを鳴らしたりした。男性は交差点付近で脇に寄せてタクシーを降り、近くの交番で話し合おうと、赤信号で停車中の佐藤容疑者に助手席の開いていた窓から声をかけようとしたという。
あおり運転をめぐっては、一定の違反行為を定めて罰則を設ける道路交通法改正案が閣議決定された。今国会で成立すれば夏までに施行される。