患者虐待の動画、スマホに数十点保存 神戸の元看護助手、1年以上常態化か

神戸市西区の神出(かんで)病院で看護師ら6人が精神疾患の入院患者らを虐待したとされる事件で、準強制わいせつや監禁などの疑いで兵庫県警に逮捕された元看護助手、和田元規容疑者(27)=同区=のスマートフォンに、虐待の様子を撮影した動画が数十点保存されていたことが捜査関係者への取材で判明した。県警捜査1課は、1年以上にわたり虐待が常態化していた可能性があるとみて調べる。
捜査関係者によると、和田容疑者のスマホには、60~70代の男性患者3人が、無理やりキスをさせられたり、トイレで顔にホースで放水されたりするなど逮捕容疑とされた2018年10月~19年9月の3件のほか、別の日に行われたわいせつ行為などの虐待の動画が多数残っていたという。
動画の大半は、この患者3人が被害に遭う内容だった。3人とも重度の精神疾患で抵抗や被害申告が極めて困難なため、事件の発覚が遅れたとみられる。
和田容疑者は19年12月、院外での女性に対する強制わいせつ事件で逮捕された際、県警がスマホを押収、虐待が発覚した。他の5容疑者のスマホも分析し、余罪を調べる方針。
県警は5日午前、和田容疑者ら6人を送検した。【韓光勲、黒詰拓也】