トイレットペーパー「こんなに在庫あります」 製紙会社が公開した写真が話題 取締役「必要な人の手元に」

新型コロナウイルスの感染拡大に関連したデマをもとに買い占められ、品切れが相次いでいるトイレットペーパー。そんな中、メーカーが大量の在庫を写した画像をツイッター投稿して注目を集めています。「在庫は潤沢ですので、落ち着いてください」と話す取締役に聞きました。
【画像】話題の写真がこちら。倉庫の天井近くまで大量のトイレットペーパーが積み上がっていて圧倒されます
丸富製紙が投稿 トイレットペーパーをメインに生産している丸富製紙(静岡県富士市)。 その会社のツイッターアカウントが今月2日、こんなつぶやきを投稿しました。 ◇ ◇ ◇ こんにちは!丸富製紙です。 各地でトイレットペーパーが不足するなど、一部報道されておりますが、当社倉庫には在庫が潤沢にございますので、ご安心ください! 今後も通常通り、生産・出荷を行っていく予定です。
取締役に聞きました 添付された画像に写っているのは、倉庫の天井近くまで積み上がった大量のトイレットペーパーです。 言葉で説明するよりも、実際に写真を見てもらうことで安心してもらおうという狙いのようです。 この投稿に対して「説得力の塊のような投稿」「圧倒的な安心感」といったコメントが寄せられ、リツイートは12万、いいねは22万を超えています。 「もともと数回しかつぶやいていないイベント告知用のアカウントでしたが、写真を見て安心していただこうとツイートしました」 そう話すのは、取締役の佐野裕宣さんです。
通販は一時ストップ 業界団体や政府が「在庫は十分ある。冷静な行動を」と呼びかけていますが、なかなか収まる気配がありません。 無機質な発表よりも、メーカー自身が在庫の写真を見せることでより説得力が増すのではないかと考えたそうです。 丸富製紙ではトイレットペーパーの通販も行っていますが、先週中頃から急に注文が殺到して、通常時の30~40倍になったそうです。 「情報の発信源が熊本からだったのでしょうか、熊本→九州→関東→全国と注文が広がりました。通販にはほとんど人をさいていないので手が回らなくなり、現在は受注をストップしています」
「冷静に対応したい」 丸富製紙のトイレットペーパーの月間生産量は約1万2000トン。在庫も1カ月分はあるそうです。 「他のメーカーさんも同じように在庫はあります。買い占めで必要な人の手元に届かないことは問題です」と佐野さん。 騒ぎになって需要が高まったのが週末で、出荷や納品が少なく、需給のバランスが崩れたことで拍車がかかったと見ています。 「トイレットペーパーは急に消費量が増える商品ではありません。メーカーとしても冷静に対応したいと考えています」 投稿が話題になったことについては、「ありのままをツイートしただけです。みなさんいま一度冷静になって、騒ぎが落ち着いたら備蓄についても考えていただけるとうれしいです」と話していました。