新型コロナウイルスの検査について、公的医療保険の適用が6日、始まった。今後は医療機関から検査会社に直接依頼でき、検査の要望が増えると見込まれる。ただ、対象は専門外来などに限定され、この日は目立った混乱はなかった。
「院内感染予防が不完全なため、検査はできない」。川崎市内のある診療所は、ホームページでこう呼びかけている。これまで受診者から検査の要望も多かったが、この日は一件もなかった。医師は「患者の理解が進んできた」と話した。東京都内の診療所でも「診断書がほしい」と電話での問い合わせが1件あっただけだった。
ナビタスクリニック新宿の久住英二医師は「検査はすべきだが、軽症者は自宅療養で十分」と冷静な対応を促している。
一方、都内の各保健所に設置された「帰国者・接触者電話相談センター」には、検査についての問い合わせが寄せられ始めた。
北区保健所では、ウイルスについての問い合わせが1日当たり30~40件あったが、6日は保険適用についても数件あった。また、荒川区保健所では「検査はどこで受けられるのか」などの問い合わせが数件あったが、保険適用についてはなかった。【小川祐希、熊谷豪、宮崎隆、千脇康平】