新型コロナウイルスによる国内の新たな感染者は19日までに43人が確認され、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員と合わせて計1670人となった。クルーズ船を含めた死者は2人増えて40人となった。
死者の1人は東大阪市の70代男性で、大阪府内の死亡例は初めて。府によると、男性には持病があったといい、2月17日に発熱や下痢の症状が出て、3月4日にウイルス検査で陽性と判明。当初は軽症だったが、入院後に体調が悪化した。もう1人の死者は、兵庫県伊丹市の介護老人保健施設「グリーンアルス伊丹」を利用していた80代女性。80代の夫も亡くなっている。
東京都内のNTTドコモのコールセンターでは、20代の女性会社員の感染が確認された。同社によると、このコールセンターでは18日までに8人の感染が判明しており、都は、感染者集団「クラスター」が発生した可能性があるとみて調べている。新潟市でも山潟保育園で4人目の感染が確認され、クラスター発生の可能性がある。
この日も海外からの帰国者の感染が相次いで判明した。このうち新たに6人の感染が分かった神奈川県では、13日にパリから帰国した40代男性のほか、2月26日~3月4日にエジプトに滞在し、ナイル川のクルーズに参加した60代のパート従業員の男性の感染も判明した。茨城県では、15日にタイから帰国した阿見町に住む50代の男性会社員の感染が確認された。男性は意識はあるが、40度台の発熱が続いて重症という。
このほか、和歌山市は新たに市の男性職員2人の感染を確認。ともに50代の都市再生課と公園緑地課の職員で、2人とも窓口業務はしておらず、市民との接触はほとんどないという。【まとめ・杉本修作】