今年2月に福岡市内で発生したひき逃げ事件で逃走車両の確保に貢献したとして、博多署は23日、西鉄バスに感謝状を贈った。
事件は2月25日午前8時55分ごろ、博多区千代3の交差点で発生。無免許かつ酒気帯び状態の男(20)が運転する乗用車が歩行中の30代女性2人をはねて重軽傷を負わせ、そのまま逃走した。
博多署によると、パトカー2台と白バイ1台が九州道・筑紫野インターチェンジ付近で逃走車両の前方と左側を取り囲んで停車させた。ただ、逃走車両の後方が空いており再度逃走を許す可能性があったため、後続から来た熊本行きの西鉄バスに協力を求め、逃走車両の真後ろにバスを接近させ、逃走防止に貢献したという。
この事件では逃走車に乗っていた男3人が自動車運転処罰法違反(無免許危険運転致傷)や道交法違反(酒気帯び運転の同乗など)の疑いで逮捕された。
感謝状の贈呈式は博多署の署長室で開かれ、西鉄の関係者3人が出席。代表で感謝状を受け取った福岡高速自動車営業所の川原幸正所長(53)は「乗務員の機転が利いたことが大きい。容疑者の検挙につながり非常にうれしく思う」と話した。【一宮俊介】