山形県米沢市の国立病院機構米沢病院で2018年度、入院患者の障害者2人に対し、6人の看護職員が虐待をしていたことが27日、明らかになった。職員は事実を認めており、同機構は19年、6人を厳重注意処分とした。
県が昨年12月に公表した「障がい者虐待の状況について」や病院などの説明によると、18年度中に、60歳代と20歳代の身体障害者らに対し、40歳代~60歳代の男女6人の看護職員が、足をつねったり、「ばか」などと言ったりする虐待行為を行っていた。虐待の発覚後に病院が、患者の本籍地の自治体に連絡し、県にも報告されていた。
同病院の小山輝義事務部長は「誠に遺憾。患者やご家族に申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した上で、「入院期間が長く、職員もなれ合いで虐待の認識がないケースもあった。病棟ごとに虐待防止マネジャーを配置したり、研修やセルフチェックシートで振り返りをしたりして、再発防止に努めている」と話している。
同病院は1951年、国立米沢療養所として開院し、2004年から独立行政法人に移行した。重症心身障害者や神経難病医療の基幹病院で、約200人が入院している。