「深い絆で結ばれている」東村山音頭の地元、志村けんさんと

新型コロナウイルスによる肺炎で29日死去したコメディアン、志村けんさんとゆかりの深い東京都東村山市では30日、西武線東村山駅前に設けられた献花台に多くのファンが訪れ、手を合わせた。同市の渡部尚市長は「東村山のまちの存在を全国に広めてくれた志村さんに感謝している。東村山市といえば志村けんさん。われわれは深い絆で結ばれている」と故人をしのんだ。
志村さんは昭和25年に東村山町(現同市)で生まれ、子供時代を過ごした。49年に音楽・コントグループ「ザ・ドリフターズ」に加入し、TBS系コント番組「8時だヨ!全員集合」で披露した「東村山音頭」が大人気に。同時に東村山市も全国にその名を知られるようになった。
その功績から、51年には東村山駅前に「志村けんの木」が植樹された。訃報が流れた30日は記念碑への献花が相次いだことから、市は30日午後、記念碑の近くに献花台を設置した。
同市で人気商品「だいじょぶだァー饅頭(まんじゅう)」を売る和菓子店「餅萬」の深井駿社長(37)は、小学3年のときに、先代と同級生の志村さんが自宅を訪れたときのことを覚えている。
「志村さんが番組で演じていたバカ殿様や変なおじさんと違って物静かで、そのギャップに驚いた」
饅頭は昭和62年スタートの「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジテレビ系)をきっかけに誕生した。「饅頭は合格や入学祝い、災害時のお見舞いなど、さまざまな目的で贈られている。それは志村さんの『だいじょうぶだぁ』が、ポジティブでいい言葉だからと思う」と感謝を語った。