更田氏、音声記録受け「言い過ぎだった」 否定発言を一部変更 原子力規制委

関西電力に求める火山灰対策を決めた原子力規制委員会による事前会議の音声記録を巡り、更田(ふけた)豊志委員長は1日の定例記者会見で、「表現としては言い過ぎだった」と述べ、事前会議で2案を比較する資料を基に議論した事実を否定してきたこれまでの説明を修正した。
毎日新聞が入手した2018年12月6日の事前会議の音声記録では、関電3原発に求める火山灰対策について、①文書指導で設置変更許可申請を促す(文書指導案)②関電にいったん火山灰想定の再評価を命じる(再評価命令案)――を比較する資料を基に検討。「変更申請を求めるということは、許可に不備があるから直せということになる。そうすると②かな」といった更田氏の発言を受け、①案を退ける様子が収められていた。
更田氏はこれまでの会見で「資料に基づく議論はしていない」と主張してきた。しかし、毎日新聞が3月25日にニュースサイトで音声記録を公開した後、初の会見となった1日、更田氏は「資料に基づく議論をしなかったというのは、徹頭徹尾2案から1案を選択する意思決定のための議論をしていなかったという意味。表現として言い過ぎだった」と釈明した。【日野行介】