高校制服で価格カルテルか=大丸松坂屋など立ち入り―公取委

愛知県豊田市の高校の制服販売をめぐり価格カルテルを結んだとして、公正取引委員会は18日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、大丸松坂屋百貨店(東京)の本社や松坂屋豊田店、同市の制服販売業者数社などを立ち入り検査した。
関係者によると、他に立ち入りを受けたのは、販売子会社の「大丸松坂屋セールスアソシエイツ」(同)や松坂屋名古屋店など。学生服の価格カルテルで公取委が立ち入り検査したのは初めてとみられる。
大丸松坂屋百貨店は他の販売業者と共に、少なくとも数年前から豊田市にある県立高校5校の制服販売で、入学シーズン前に価格を引き上げるなどしていた疑いが持たれている。
学生服は学校がメーカーや販売店を指定し、見積価格も学校側に示されることが多い。大丸松坂屋百貨店などは5校の大半から販売店に指定されており、それぞれ価格は異なるが、同じタイミングで値上げしていたという。
公取委は2017年11月、公立中学校の制服取引に関する調査報告書を公表。競争が阻害されて価格が上昇傾向にあるとし、指定販売店を増やすことなどを提言していた。
大丸松坂屋百貨店などを傘下に持つJ.フロントリテイリングの話 事態を厳粛かつ真摯(しんし)に受け止め、検査に全面的に協力する。
[時事通信社]