「国民とずれ」、野党が安倍首相動画を批判=菅官房長官は35万超「いいね」指摘

安倍晋三首相が外出自粛を求めるため、シンガー・ソングライターの星野源さんの動画と並べて自身が自宅で愛犬と戯れ、飲み物を飲む様子をツイッターなどに投稿したことについて、野党幹部は13日の記者会見で、「(国民感情と)ずれている」などと一斉に批判した。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は「感染拡大への不安など国民の気持ちに全く寄り添えない首相だ」と非難。同党は、枝野幸男代表が「暮らし、事業が守られるよう現金給付や休業補償を諦めることなく求めていく」と訴える様子と、首相のものを並べた動画をツイッターに引用した。
国民民主党の原口一博国対委員長は「フェイクだと思った」としつつ、「優雅にお茶を飲んでかわいいワンチャンを抱いている姿を国民が見たかったとは思い難い」と強調。共産党の小池晃書記局長も「救いようのないずれ方だ。『仕事ができない、生きていけない』という悲痛な叫びに応えるのが首相の仕事だ」と断じた。
これに対し、菅義偉官房長官は会見で、動画は主に感染が増加している若者向けで、35万超の「いいね」があったと指摘。「年代を問わず幅広い国民にあらゆる手段を尽くして最大限の協力を求めたい」と語った。自民党の二階俊博幹事長は会見で「何か言おうと思ったら、何とでも言える」と述べ、擁護した。
[時事通信社]