大阪府内初…全小中校でネット授業開始 寝屋川市

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休校中の小中学生に向けたインターネット授業を、大阪府寝屋川市教育委員会が13日、府内で初めて市立全校の全学年を対象に始めた。市教委教育指導課は、昨年度の途中から休校が続き「子供たちに不安を抱かせていると思われるが、学力低下につながらないよう最善をつくしたい」としている。
今回のネット授業にあたっては、ビデオ教材の一部を市教委が独自に作成。特に、小学1~3年については新規に国語、算数などの教材を学年ごとにそろえた。ビデオにはそれぞれ10分程度の「授業」を収録。“ベテラン教師”でもある指導主事ら約20人が、専攻する教科で教壇に立った。
編集されて10分程度にまとめられた教材だが、収録にかかる時間は数十倍。授業をわかりやすくするために、教師の話の途中で差し込む資料や設問の画像は別に時間をとって撮影する必要があるなど、1本につき約半日がかりの収録作業になるという。
授業のカリキュラムが進むにつれて新たなビデオ教材が必要になるが、新型コロナの感染収束のめどがたっていないことから、最終的な制作本数は未定としている。
一方、同市では平成28年度から、小中学校の一部でオンライン授業に取り組んでいる。小学4年生から中学3年生までの授業は、今回協力を得られた民間の教育事業者が配信する。
インターネット授業について、山口健司・教育指導課長は「保護者のスマホでも閲覧できる。今後はインターネット環境のない家庭でも視聴できるDVDの制作も考えたい」と話した。