兵庫県警は13日、複数の新型コロナウイルス感染者が出た神戸西署で、新たに北山正紀署長と横山貴行副署長も感染したことを発表した。2人とも容体は落ち着いているが、治療に専念させるための一時的措置として、県警は同日付で署長と副署長を交代する人事を発令した。県警の警察官と職員の感染は計11人になった。
神戸西署では7日に50代男性警視の感染が分かってから、署幹部や署員らの陽性が相次いで判明。3月27日夜に幹部7人が署長や副署長の着任に伴う歓迎会を近くの居酒屋で2時間にわたり開いており、出席者の感染は計5人となった。
署幹部は当初、9日に行われた県警本部の聞き取りに対し「警部以上の(幹部)全体でそういったものはしていない。懇親会はしていない」と説明していたが、翌10日になって「幅広い集まりはなかったが、一部の幹部だけで会を開催した」と一転して認めた。3月下旬は県が不要不急の外出自粛を県民に要請。県警は歓迎会について「感染防止のため人数を絞っていた」との認識を示しているが、幹部らは平日ほぼ毎朝、定例会議でも顔を合わせていた。
同署では全署員約320人のうち、歓迎会に出席した幹部らと接触のあった署員約120人を自宅待機としており、本部から警察官を派遣して管内支援や本部待機など業務を継続。一部は屋外で対応している。記者会見した加藤晃久本部長は「即応できる要員を含め約120人の応援態勢で業務に当たっている。県警の総力を挙げて住民に安心してもらえるよう努める」と述べた。