山梨県内感染者 20代最多 親族間でクラスター発生も 県が防護徹底呼びかけ

山梨県内の新型コロナウイルス感染者は21日で累計50人に達した。4月から感染者が増え始め、親族間でクラスター(感染者集団)も発生した。職場や家庭などでの感染に加え、感染経路が不明なケースもある。感染者の年代は20代が最多だった。感染力の強さを踏まえ、県は防護の徹底を継続するよう呼び掛けている。【梅田啓祐】
県内で初めて感染が確認されたのは3月6日。クラスターが発生した大阪府のライブハウスに行った60代男性だった。7日には2人目の感染が判明。25日には海外渡航歴のあった夫婦がPCR検査で陽性と判明した。3月中はこのほか甲府市内の居酒屋従業員や0歳女児を含む計7人の感染が確認されたが、この時点では濃厚接触者や感染経路はおおむね特定されていた。
しかし、4月に入り状況は変わり始める。各地で感染確認が相次ぎ、3日には感染者の累計10人に到達。6日には日当たり最多の4人が感染し、7日に累計20人、15日に累計40人となった。感染経路の特定が困難なケースも見られる。
甲州市と山梨市の親族間では県内初のクラスターが確認された。藤井充知・知事政策補佐官は「どこで感染源になるか分からない。家族内や職場での健康管理に気を付けてほしい」と警鐘を鳴らしたが、15日以降、上野原市立病院職員や同市職員の親族間感染が報告された。
県などの発表によると、感染者50人の性別は男女25人ずつ。年代別では、20代が最多の11人で、40代9人▽30代7人▽60代、70代各6人▽50代5人▽80代、90代以上、10歳未満各2人――と続いた。20~50代までの青壮年世代が約6割を占めた。