同居していた交際相手の長女（２）に暴行を加えて負傷させたとして、大阪府警捜査１課は２７日、傷害などの疑いで、大阪市消防局の元消防士、徳沢一輝容疑者（２８）＝大阪府摂津市＝を逮捕。
重篤な状態の長女を放置したとして、保護責任者遺棄容疑で、交際相手で風俗店員の野島由理容疑者（２３）＝同府東大阪市＝を逮捕した。府警は２人の認否を明らかにしていない。同課によると、長女は左半身がまひし、将来歩けるか分からない状態という。
徳沢容疑者の逮捕容疑は昨年９月３日午後、大阪市東淀川区の当時の自宅で、野島容疑者の長女に暴行を加え、急性硬膜下血腫などの重傷を負わせたとしている。また野島容疑者と共謀し同日夜から５日朝までの間、医療処置を受けさせずに長女を自宅に放置したとしている。
徳沢容疑者は逮捕前の任意の調べに、長女と一緒に風呂に入った後、先に出たところ「『ドン』と音がして（長女が）風呂場で倒れていた」と説明した。