朝日新聞ベテラン記者、テレ朝・玉川徹氏を痛烈批判!「論理の一貫性が欠如している」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」の社員コメンテーター、玉川徹氏を、朝日新聞社会部のベテラン記者が、同社が運営する言論サイト「論座 RONZA」で実名批判する事態が発生した。ベテラン記者は、新型コロナウイルスをめぐる玉川氏の発言に対し、「多くの人々の生命に関わる感染症について専門外のコメンテーターが論じること自体の限界があぶり出された」などと厳しく指摘している。
注目のベテラン記者は川本裕司氏。1959年生まれ。81年に朝日新聞に入社。放送、通信、新聞などメディアを担当する編集委員を経て、2019年5月から大阪社会部という。『ニューメディア「誤算」の構造』(リベルタ出版)などの著書がある。
一方、玉川氏は1963年生まれ。89年にテレビ朝日入社以来、情報・報道番組に長く携わる。『ニッポンの踏み絵 官僚支配を駆逐する五つの改革』(幻冬舎新書)などの著書がある。
川本氏は20日、論座に「コロナ報道におけるテレビ朝日・玉川徹コメンテーターへの疑問」という記事を掲載した。あくまで、「視聴者の立場から感じたこと」「(玉川氏を)代表的な情報番組の出演者という立場から取り上げた」と前置きしている。
記事によると、7都府県に緊急事態宣言が発令(7日)された直後の番組で、玉川氏が「旧日本軍がやって大失敗した戦力の逐次投入をやろうとしている」などと批判したことを、川本氏は次のように指摘する。
「数日前、玉川氏は違う理屈を展開していた。コロナ問題で減収に見舞われた人たちの救済策として、玉川氏は『スピードを優先させまず現金を配る。足りなければまた配ればいい。それを繰り返せばいい』といった主張をした。現金給付については、逐次投入の姿勢を示していた。論理の一貫性の欠如を露呈させていた。発言の信頼性に関わるような変わり身だった。これでは安倍政権を批判するためならどんな理屈をつけても構わない、と受け止められても仕方がない」
確かに、同番組は安倍政権への厳しい論調で知られる。厚労省や内閣官房のツイッターで先月、放送内容について名指しで反論を受けたこともある。
川本氏は、玉川氏の「野党精神」「歯切れの良さ」や、番組の「取材・情報量」「番組進行」を評価したうえで、ニュース番組全般のコメンテーターを含めるように、こう問題視した。
「新型コロナに関する知見を持たないコメンテーターが、自信をもって発言するのはそもそも無理がある」「視聴者が求めているのは、テレビの作法や芸を身につけた反射神経のコメントではなく、知識に基づいた確かな助言のはずだ」